猫を初めて飼うのが保護猫ってハードルが高い?注意点は?

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猫をお迎えしたいんだけど、猫の飼育は未経験で保護猫から選ぶのは難しいの?

Koh

Koh

飼育経験ゼロでも保護猫をお迎えするのが極端に難しいことはありません。ただ、何があっても最期まで面倒を見るための「覚悟」と「準備」は必須です。

保護猫と聞くと、

人に慣れていない子や障害や病気を持っている子が多い、

というイメージがある方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、

実際に保健所や譲渡会を覗いてみると、

人に対してフレンドリーな子や子猫も多くいます。

私のウチに来たロト君も元は保健所で保護された子でしたが、

そこまで手が掛かる思いをしたことはありませんし、

周囲の人でも保護猫からお迎えして困ったという話はそこまで聞きません。

それに、環境省のデータを見てみると、

ここ数年間で保護猫をお迎えするケースも一般化しつつあるのが分かりますし、

海外では保護施設から譲り受けるスタイルが当たり前です。

初めて猫をお迎えするといっても、

特にハードルが高いということは、まずありません。

今回は、なぜ初めて猫と一緒に過ごす方でも保護猫からお迎えしても問題ないのか。

飼育経験の浅い方が保護猫を迎え入れる際の注意点などを紹介します!

目次

初めて猫を飼う場合でも保護猫はOKな理由

保護猫は子猫が多く人懐っこい子も多い

平成30年に環境省が出しているデータでは、

猫の保護頭数56,404頭のうち、

60%にあたる34,055頭が幼体の猫でした。

>>>参考:環境省_統計資料「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況

すなわち、保護猫の多くは子猫ということなので、

比較的人に慣れやすい子も多くいます。

猫と一緒に暮らすのが初めてという方は、

人に対してそこまで抵抗のない子をお迎えした方が、

トラブルも少ないのでオススメです。

もちろん、猫によって個体差や相性があり、

子猫だからといって必ず人に懐くわけではありませんので注意しましょう。

初期投資は比較的少なくなりやすい

ペットショップやブリーダーから猫ちゃんを譲り受けると、

生体価格だけでも10万円以上は余裕で掛かってしまい、

その他の費用を合わせると初期投資に数十万掛かるのはザラです。

対して保護猫の場合は、

ワクチン接種や健康診断、去勢・避妊手術などの病院で使う費用や、

必要な道具などの初期費用を合算しても、

10万円を超えることはほとんどありません。

もしかしたら命をひとつ救うことになるかもしれない

保健所で保護されている猫は、里親探しを懸命に行っていますが、

長期間預かることは難しい施設も多くあります。

最悪、やむを得ず殺処分される子もいるのは事実です。

しかし、保護猫から一緒に生活を過ごすパートナーを見つけたい方が1人でも増えると、

より多くの保護猫を助けることも可能になります。

猫が好きで一緒に暮らしたいと考えている方は、

一度でもいいので保護猫から譲り受けることも

視野に入れていただけると嬉しく思います。

初めて猫を飼う方が保護猫から選ぶ場合の注意点

ケガしてる子や人間嫌いの子は多少ハードルは高い

保護猫の中には何かしらの理由でケガや病気になっている子や、

野良生活が長く人間に慣れていなかったり、人間に対して強いトラウマを持っている子もいます。

程度によって異なりますが、

初めて猫と暮らす方にとって、

精神的・肉体的・金銭的にかなりの負担になる場合もあります。

しんどくなって「面倒が見れない」となってしまうと元も子もないので、

保護施設のスタッフに相談しながら、

慎重に保護する子を選ぶようにしましょう。

野良出身の成猫(1歳以上)は人に慣れにくい可能性もある

猫の生後2~3か月の時期は「社会化期」と呼ばれており、

この時期に接した生き物やモノに対して親しみを覚えます。

そのため、野良生活が長く、人に接する機会のなかった成猫は、

人間に懐きにくい可能性も考えられます。

成猫をお迎えする場合は、

「この子がどういう性格なのか」

を必ず確認してから譲り受けるようにしましょう。

猫が急に体調を崩しても問題ない体制を整えてからお迎えする

保護猫に限らず、猫は環境の変化によって強いストレスを受けやすい生き物で、

家に連れてきてから急に体調が悪くなったというケースが起こることもあり得ます。

病院で受診することになって、

思わぬ出費や時間を使うことも十分に考えられます。

そのため、猫をお迎えするにあたって、

想定外のことが起きても対応できる余裕ができてから、

保護猫をお迎えすることをオススメします。

最後までしっかり面倒を見る覚悟があれば、初めてでも保護猫を迎えるのはアリ

猫と一緒に暮らすのが初めてという方でも、

保護猫を選択肢に入れるのは十分ありだと考えます。

ただ、何があっても猫を最後まで責任を持って面倒を見る覚悟は、

最低限持ってください。

「保護猫をお迎えして育てられなくなったから捨てた」

という中途半端なことをして欲しくありませんし、

辛い思いを経験した保護猫に、再び苦痛を強いるのはさすがに見てられません。

今一度、猫を家族として迎え入れ、

最後の最後まで面倒を見る覚悟と準備ができているかをチェックしてみてください。

その覚悟さえあれば、初めて猫を迎え入れる方でもうまく乗り越えられますので、

自信を持って譲り受けましょう!

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