お迎えしたばかりの保護猫がご飯を食べない原因と対策は?

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保護猫を自宅にお迎えできたのはいいけど、

全然ご飯を食べてくれないと、

とっても心配になりますよね。

実は、保護したての猫がご飯を食べないのは、

猫の警戒心の強さを特徴を考えると、

そこまで珍しいことではありません。

実際、私が保健所で保護したロト君もお迎えしたばかりの頃も、

ご飯を食べなくなってとても心配しました。

今回は、私が実際にお迎えしたばかりの保護猫が

ご飯を食べなくなった経験から学んだ、

原因と対策について共有させていだきます!

目次

お迎えしたばかりの保護猫がご飯を食べない主な理由

新しい環境に連れてこられて警戒が解けていない

猫は家に付く生き物」と言われるように、

縄張り意識が高く、環境の変化を好まない特徴があります。

自宅に猫を新しくお迎えするということは、

猫視点から見ると環境がガラッと変わる新天地ですので、

少なからずストレスを感じたり、警戒することもあります。

猫がストレスを感じていたり、警戒状態にあると、

ご飯を食べなくなることがあります。

お迎え前に食べていたご飯と違うから

猫は偏食傾向の強い動物で、

慣れ親しんだご飯と違うものは警戒して食べない子もいます。

特に新しいタイプのご飯を食べて、

嘔吐したりお腹の調子が悪くなると

そのご飯は余計に食べなくなる可能性が高くなります。

お腹を崩している体調が悪い

こちらもストレスが関係場合がありますが、

何らかの要因で体調を崩している可能性も考えられます。

また、穀類が多く使用したフードを与えている場合も注意しましょう。

猫は穀類をうまく消化できないので、

お腹に負荷がかかってしまい体調を崩す可能性もあります。

穀物アレルギーを持っているケースもあるので、

長期間、ご飯をあまり食べない状態が続く場合は

病院で受診することも選択肢に入れましょう。

純粋にご飯が好みではない

猫によってはウェットフードが好きな子もいれば、

ドライフードしか食べない子もいます。

1kg5000円の高級フードでも食べない子は食べないですし、

いくつかのフードを試してみて、

猫ちゃんが気に入るものを選ぶようにするといいでしょう。

ご飯を少しでも食べさせるための方法は?

猫のご飯

保護前と同じご飯を食べさせる

急にご飯が変わると体調を崩す子もいるので、

保護猫を迎え入れる前に必ず「どんなご飯を食べていたか」を確認し、

同じご飯を与えるようにしましょう。

別のご飯に切り替える場合でも急に変えるのではなく、

今まで食べていたご飯を混ぜて与え、

少しずつ新しいご飯の量を多くしながら切り替えることをオススメします。

子猫の場合は柔らかめのご飯を与える

生後2か月くらいの子猫は消化器官が未発達で、

離乳食をそろそろ卒業するかどうかという時期です。

通常のフードへの移行期は、

ドライフードを水やぬるま湯でふやかして与えて、

徐々に固いフードに慣れさせます。

そのため、急に固いドライフードを食べさせると

消化不良で体調を崩すこともあります。

離乳食を卒業したばかりの小さい子猫をお迎えした場合は、

必ずどんなご飯を食べているかを確認して、

離乳食を卒業したての子猫なら柔らかいご飯から徐々に慣れさせましょう。

ウェットタイプのご飯を与えてみる

猫は主に匂いで食べ物かどうかの判断をするので、

匂いが強いウェットタイプのご飯を与えてみるのも有効な手段です。

ウェットフードは猫の興味を引き付けやすく、

食べてくれる確率も高くなります。

ただ、お腹を壊している状態だと、

水分の多いウェットフードは逆効果なので、

猫ちゃんの健康状態を見ながら検討しましょう。

原因が見当たらないなら別のフードに切り替える

純粋に猫の好みに合っていない可能性もあるので、

別のフードで食べるかを試してみるのもいいでしょう。

メインで食べさせるご飯については、

できるだけ肉か魚のたんぱく源がメインで使われているものを選びましょう。

激安のキャットフードのほとんどは食いつきがいいものが多いのですが、

猫が消化を苦手としている穀物メインで作られているものがほとんどです。

どの原料がメインで使われているかは、原材料表を見ると一発で分かります。

基本的にフードの原材料表の一番上に書いてあるものが、

使用割合の多い原料になるので、

一番上の材料が肉・魚類のものを選びましょう。

ピュリナワンの原材料表を例に見てみましょう。

表の一番上が「チキン」になっているので、

このフードではチキンの使用割合が最も多いということが分かります。

保護猫が慣れるまでは必要以上に構わないようにする

まだ環境に慣れない状態の保護猫は、

ただでさえ大きなストレスを抱えているので、

しつこく撫でるなど過度に構って負担を掛けないようにしましょう。

過度なコミュニケーションは猫との関係性にマイナスの影響を及ぼしますし、

さらなるストレスの原因にもなります。

全くコミュニケーションを取らないようにする必要はありませんが、

保護猫と信頼関係を築くまでは、

あまり無理をさせないようにしてあげてください。

保護猫を病院に連れていくのはどこで判断する?

子猫は12時間、成猫は24時間ご飯を食べない

猫は少量をちょいちょい食べるムラ食いの習性があるので、

多少なりともご飯を食べるならそこまでの緊急性はありません。

ただ、子猫だと12時間、成猫で24時間の間ご飯を食べない状態だと、

異常があると判断して、病院で診察を受けましょう。

診察の際は以下の事を確認しましょう。

  • いつ頃からご飯を食べていないか
  • どのご飯を食べさせていたか
  • 食欲が無い以外に気になる症状がないか(下痢や嘔吐など)

数日間、下痢や嘔吐が続いている

下痢や嘔吐をしているといっても一過性のものである可能性がありますが、

長期間続いていて元気もなくなってきた場合は、

病院で見てもらうことをオススメします。

特にシャバシャバしている水っぽい下痢の場合は要注意です。

また、子猫の場合はそこまで体力がなく、

すぐに衰弱してしまうこともあり得るので、

2、3日症状が続くようならすぐに病院で受診しましょう。

衰弱していたり、どこか痛がっている

明らかに元気がなくなっていたり、どこか痛がっている素振りを見せたら、

すぐに病院へ連れていき、受診しましょう。

猫は具合の悪い姿をなかなか見せない生き物なので、

何かしらの異常を見つけた時には症状が進んでいるということもあり得ます。

具合悪そうにしていたらできるだけ早く病院で診てもらいましょう。

保護猫を迎え入れた直後はストレスに注意

保護猫を迎え入れた直後にご飯を食べなくなる原因として多いのは、

環境が大きく変わったことによるストレスです。

できるだけ早く環境に慣れさせるためには時間が必要ですので、

ゆっくりと信頼関係を築きましょう。

また、できるだけお迎え前の状況と変わらないようにするために、

保護施設のスタッフにどんなものを食べていたかを必ず聞くようにして、

同じご飯を与えるなど保護猫の負担を少しでも和らげる工夫をすると効果的です。

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