猫をお迎えする際の「保護猫」と「ペットショップ」の違いは?

  • URLをコピーしました!

猫をお迎えするなら日本では基本的に、

ペットショップ」か保健所や保護団体の「保護猫」のどちらかから

譲り受けることになります。

しかし、日本ではまだまだ保護猫をお迎えするのが当たり前というレベルにまだなっておらず、

保護猫をお迎えするといってもあまりピンとこない方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、保護猫をお迎えするイメージを持っていただけるように

保護猫とペットショップそれぞれでお迎えする場合の違いについて紹介していきます。

保護猫をお迎えするのも検討してみようかな

と考えるキッカケにしていただけたなら嬉しく思います!

目次

ペットショップから猫をお迎えするメリット・デメリット

メリット

好きなタイミングでお迎えできる

ペットショップが定休日でない限り、

好きなタイミングで猫ちゃんをお迎えすることができます。

極論を言えばふらっとペットショップに立ち寄って、

気に入った子がいたらお金さえあれば衝動的にお迎えすることもできなくもないです。

ただ、準備や心構えが整っていない状態で猫を迎えるのは、

無責任な行為ですので避けましょう。

いろんな猫種からお迎えできる

ペットショップでは雑種の猫はもちろん、

マンチカンやスコティッシュフォールドなど豊富な猫種がいます。

特に猫種にこだわりのある人はペットショップからお迎えするといいでしょう。

アフターケアがしっかりしている

ペットショップの独自の病気補償などが利用できる店舗もあるので、

アフターケアが充実していることも多いです。

また、お迎えと同時にペット保険に加盟できる店舗もあるので、

興味ある方は相談してみるのもいいでしょう。

デメリット

初期投資が必要な金額が大きい

猫の生体価格は種類によって異なりますが、

数十万することも珍しくありません。

それに加えて、トイレや食器などを準備する必要があるので、

かなりの出費が必要になるのが最大のデメリットです。

お店の飼育環境によっては体調に難ありな子もいる

日本のほとんどのペットショップでは狭いケージの中で展示しているので、

ストレスや運動不足によって体調が安定しない子も一定数います。

また、少数ですがペットショップによっては、

しっかりと体調管理ができていない悪徳店舗も残念ながら存在するので注意が必要です。

保護猫から猫をお迎えするメリット・デメリット

メリット

ペットショップに比べて初期投資が少ないケースが多い

保護猫をお迎えする際にかかる初期費用は、

ワクチン接種・健康診断などがほとんどで、

ペットショップで譲り受ける場合と比較して初期費用をかなり抑えることができます

浮いた費用を活用して猫ちゃんが健康的に楽しく快適に過ごせるように、

しっかりした安全なグッズをそろえる余力ができるのも

オススメなポイントのひとつでもあります。

ひとつの命を救うことに繋がる

特に保健所で保護されている猫ちゃんは、

ずっと里親が見つからないと最悪、殺処分されてしまいます。

年々、殺処分数は減少傾向にあるとはいえ、

平成30年度では約30,000頭の猫が殺処分されているという環境省のデータがあります。

保護猫からお迎えするという選択は、

ひとつでも多くの命を救うことにも繋がるので、

大きな社会的なメリットとなります。

デメリット

保護団体によっては譲渡条件が厳しくお断りされることもある

特に保護団体や保護猫カフェからお迎えする場合、

審査をパスする必要があります。

この審査は猫を最後まで面倒を見る能力があるかを見極めるために行われるのですが、

団体によっては審査の基準が厳しく、

お断りされるケースも少なくありません。

審査に理不尽な印象を受ける方もいらっしゃると思いますが、

もう二度と野良で辛い目に合ってほしくないという保護団体の親心から、

敢えて高いハードルを設けられています。

猫の状態によっては飼育経験が浅いと難しいケースもある

保護された猫の中には人間に慣れていなかったり、

人間からひどいことをされてトラウマになっている子も少なからずいます。

また、ケガや病気を持っていて、

飼育経験の浅い方だと難しい子がいるのは事実です。

しかし、大多数は健康に大きな問題がない子がほとんどですし、

初めて猫を飼うという方でもしっかり準備さえできていれば問題ありません。

実際に保護猫からお迎えしてみて感じた4つのこと

人懐っこい子も多い

人間が苦手という子もいるのは事実ですが、

ほとんどの猫は人間に慣れている子がほとんどで

人懐っこい子も多くいます。

私は保健所でロトをお迎えしましたが、

他の保護されていた子も人間に慣れていて、

自分から人に近寄ってくる子がほとんどでした。

成猫よりも子猫の方が多い

環境省のデータでは保護猫のうち子猫の割合は約6割というデータがありますし、

実際に私が訪れた保健所でも子猫がほとんどで、

生後2~3か月と思われる小さな子も少なくないのが印象的でした。

ただ、子猫よりも成猫の方が落ち着いている子も多く、

面倒を見やすい子もいるので、

施設のスタッフにどんな子かを聞いてみて、

大丈夫そうだと思ったらお迎えするのもいいでしょう!

可能であるなら保護猫からお迎えを!

保護猫からお迎えした方が初期投資が浮くことが多いので、

その浮いたお金を猫の事を思った環境を整えることにお金を使うことができます。

また、保健所で保護されている猫の場合、

自分がお迎えしなかったら殺処分…という可能性もゼロではないですし、

失われずに済む命を助けることにもつながります。

基本的に保護猫をお迎えした方が自分にとっても猫にとってもメリットは大きいですし、

保健所や保護団体で保護されている保護猫をお迎えできる家庭であるのなら、

できるだけ保護猫からお迎えしてほしいというのが私からのお願いです。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次