「猫のいる暮らしを始めたい方へ。まずは、保護猫を知ってみませんか?」
皆様、こんにちは。保護猫に関する情報発信メディアを運営しているKohと申します。
最近では、かわいい猫ちゃんをお迎えする手段として保護猫を検討する方も増えてきていますが、まだまだ日本ではペットショップから猫ちゃんをお迎えすることが一般的です。
というのも保護猫という存在は何となく知ってるけど、具体的にどれくらいの保護猫がいてどんな子たちがいるのかは、よく知らない方も少なくないのではないでしょうか?
本ページでは、そもそも保護猫とはどういう猫なのか。ペットショップではなく保護猫からお迎えすることの意味を紹介させていただきますね!
- 保護猫ってどんな子が多いの?
- 保護猫は年にどれくらいの頭数がいるの?
- 保護猫からお迎えすることの意味って?
…などなど!
保護猫とは?
野良猫や事情により面倒を見ることができない猫ちゃんを保護団体等で保護された子
保護猫は野良猫や飼育崩壊した家庭から引き取られた子、飼育が難しくなった家から持ち込まれた子などさまざまなケースで保護されます。
中には、猫ちゃんをお迎えして「お世話が大変だから」など無責任な理由で捨てられたり保健所などに持ち込まれる子も…。
保護猫の頭数は1年で約5.3万頭
環境省のデータによると全国で保護された保護猫の頭数(2019年4月1日~2020年3月31日)は、53,342頭。
平成15年度の保護猫引き取り数は約266,000頭で以前と比べると着実に減ってはいますが、それでもまだまだ少なくはありません。
保護猫は子猫がほとんど
保護猫の多くは子猫で2019年度の環境省のデータによると、およそ3.6万頭と保護猫全体の約67%を占める数字で、半数を上回る数値です。
メス猫は生後6〜10ヶ月ほどで発情期を迎え、比較的早いサイクルで繁殖するので、野良猫や外飼いの子から産まれた子がそのまま保護されることも多くあります。
また、家庭にいる子が子猫を産んだのはいいものの、面倒を見れないから捨てたというケースも…。
殺処分になることも…
保健所で保護された子は一定期間、引取先が見つからないと殺処分になるケースもあります。
保健所側も最大限に殺処分を避けるべく、あの手この手を尽くしていますが、残念ながら殺処分となる子が出ているのは事実です。
環境省のデータ(2019年度)によると年間殺処分頭数は2.7万頭、そのうち子猫は約1.8万頭。昔と比較すると殺処分率は低くなっているものの、決して少ないものではありません。
中には人懐っこい子も少なくない
私が実際に保健所を訪れた際に感じたことですが、保健所で保護されている子は人懐っこい子も案外も少なくないのが印象的でした。
もちろん、人間不信な子や野良生活が長く警戒心がとても強く、人に慣れづらい子もいるのは事実です。
ただ、保護猫の中でも子猫の割合は多く、思ったよりも人と仲良くなりやすい子は多い印象でした。
保護猫からお迎えすることの意味は?
殺処分される猫ちゃんを減らすことができる
殺処分を減らすことができる。これが1番大きな意味です。
保護猫から猫ちゃんをお迎えする方が増えれば、殺処分となる猫ちゃんを減らすことができます。
人間側の行動ひとつで、失われなくて済む命を救える。この理由だけでも十分、保護猫からお迎えする理由になるのではないでしょうか。
猫ちゃん自体を購入するお金が必要ないので、より快適な環境作りに充てられる
ペットショップで猫ちゃんを生体購入するとなると、数十万の出費が必要。さらに生体費用の上で猫ちゃんが快適に過ごすための初期投資がおよそ5~10万円必要となります。
一方、保護猫からお迎えすると購入と言う訳ではないので、ペットショップよりも初期費用を抑えることが可能です(譲渡元団体によってはワクチン代・健康診断費用・去勢や避妊手術費用等が必要になる可能性あり)。
浮いたお金を猫ちゃんが快適に生活できるような環境作りに充てられるので、大きなメリットと言えます。
保護猫の現状を大なり小なり知ることができる
保護猫をお迎えするとなると、保健所や保護団体の主催する譲渡会など保護猫を支える現場を訪れることになります。
例えば保健所に行くと「こんなに保護猫がいるんだ」など保護猫の”今”を体感的に知ることになるでしょう。
大なり小なり、保護猫のリアルな現状を知ることができます。
保護猫はどこからどうやって引き取ることができる?(他内部記事へのリンク誘導)
保護猫は基本的に保健所や保護猫の保護団体、譲渡会、保護猫カフェで引き取ることが一般的です。
本サイトの別記事にて、保護猫の各引取先についての解説をしています。
「保護猫にちょっと興味出てきた」
「保護猫からお迎えを検討してみようかな」
と思っている方はぜひ参考にしてみてください!